埼玉県の小江戸川越を巡る日産シビリアンベース平成のボンネットバス

小江戸・川越は、いま何かと話題の埼玉県にあって、都内からもアクセスが良く、気軽に訪れられる観光地として人気だが、その市街地には名所めぐりに活用できる「小江戸巡回バス」が イーグルバス株式会社 により運行されている。
さて、この巡回バスの車両だが、一部にボンネットバスが使用されていて、それも川越の名物になっている。
なので、そんな車両を紹介しよう。

川越駅西口2番のりばで発車を待つ青ボンネット「3309号車」。2番のりばへは、西口ペデストリアンデッキの途中、エレベータ脇の階段を降りた先にある。

青ボンネット「3309号車」の左リア側の眺め。これは川越駅西口を発車直後だが、バスはこの後に本川越駅前にも停まるので、西武新宿線利用者も便利なルートになっている。

ここで運行されているボンネットバスには赤、青、緑の3両があり、車種は日産シビリアンベースの特装車で、型式は「日産 KC-RGW40改」、初年度登録はH9またはH10。平成時代製、エンジンを前方に移設した正真正銘のボンネットバスだ。
川越駅の乗り場は西口2番、本川越駅の乗り場は市街地方面ならE3番。小江戸巡回バスの時刻表や乗り場などは下記URLを参照していただくとして、
http://www.new-wing.co.jp/co-edo/index.html
この時刻表の中で、基本的にはバリアフリーマークがない便がボンネットバスになる。この一言も含めた、イーグルバス社員の方から窺った話しの中で「メンテナンスなどで車両変更の場合もあります」との助言を頂いたが、ただ2運用ともに車両変更になることはそうそうないと思われるので、こなかった場合は次の便を待つしかなかろう。

こちらは赤ボンネット「3302号車」。イーグルバス社員の方から、車両的には「小江戸巡回バスのボンネットバスは、ご乗車頂ければお分かりになると思いますが、見た目はレトロで素敵(とお客様は言って下さいます)、乗ってみると季節によっては暑い(冷房が効きにくい)、狭い、音がうるさい…などなど、快適さに欠ける部分が多々ございます。そのような中、お客様からお褒めのお言葉を頂けるのが『運転士の観光案内』です。各バス停が観光名所から徒歩1分程という事、また巡回している路線が観光地そのものであるので、運転士はバス停の案内と共に少しですが、周辺の観光案内などをしております。ぜひ車両の乗り心地と、ぐるっと一周『運転士の案内』を体験してみて頂けたら嬉しいです。」と、かなり謙虚なアドバイスを頂いた。

赤ボンネット「3302号車」の右リア側の眺め。上写真のアドバイスでは「音がうるさい…」云々を言っているが、すでに20年近くも走り続けている車両なのだから、バスファンにとっては、そこが面白さのひとつと言えるのではないだろうか。

緑ボンネット「3303号車」は、訪れた日には運用についておらず、車庫で昼寝をしていた。基本2運用を3台でこなしているので、1日1運用にしか入らない日はそうそうないと思う。

イーグルバス社員の方からは「お得な情報として、『小江戸巡回バス1日フリー乗車券』についても知って頂けたら嬉しいです。大人500円、子供250円で小江戸巡回バスを1日乗り放題、協賛サービス・特典を受けられる「小江戸協賛店」は現在117店ございます。バス1回乗車が200円なので、1日観光される方には飲食店や見学施設、お土産店やレンタル着物店での割引・特典サービスがありお得なため、皆様にお勧めしております。」とのアドバイスも頂いている。
なお、路線図が前述のURLに出ているが、とりあえず簡易な運行ルートの写真を載せておいた。

イーグルバスがバス車内などで発行する「小江戸巡回バス1日フリー乗車券」の他にも、都心からは写真内にある西武鉄道から発行されている「小江戸・川越フリークーポン」が使用できる。
◆「小江戸・川越フリークーポン」西武鉄道ウェブサイトより。
https://www.seiburailway.jp/ticket/otoku/koedokawagoe-freecoupon/index.html

ちなみに下写真の一日乗車券類ではイーグルバスが運行するボンネットバスには乗れないとのこと。

ボンネットバスへの乗車に使用できないチケットの参考として、「小江戸川越クーポン」という東武東上線と「東武の路線バス」がセットになった乗車券のサイトも載せておこう。
http://www.tobu.co.jp/tojo/coupon/kawagoe/

「初めて川越へお越しになられるお客様にとって、バスのご利用は混乱されると思います。川越駅、本川越駅には共に観光案内所がございますので、何かの際にはお立ち寄りください。」とは、やはりイーグルバス社員の方からのコメントになる。
乗り物好きの中には、川越「小江戸巡回バス」のボンネットバスへの乗車のみが目的で訪れる人もいるかと思うが、そんな方にせっかくならお勧めしておきたいスポットが、上記小江戸協賛店の中にある。それはバス停E14協賛店番号62の林家(うなぎ屋)で、店内にトロッコの線路跡が残っており、それを眺めながら料理を食することができる。

ここに掲載の内容はアップ日時点の情報になります。その後に状況の変化や、変更があった場合にはご容赦ください。

[寄稿者プロフィール]
秋本敏行: のりものカメラマン1959年生まれ。鉄道ダイヤ情報〔弘済出版社(当時)〕の1981年冬号から1988年までカメラマン・チームの一員として参加。1983年の季刊化や1987年の月刊化にも関わる。その後に旧車系の自動車雑誌やバイク雑誌の編集長などを経て、2012年よりフリー。最近の著書にKindle版『ヒマラヤの先を目指した遥かなる路線バスの旅』〔三共グラフィック〕などがある。日本国内の鉄道・軌道の旅客営業路線全線を完乗している。

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