バス火災事故防止へ点検整備のポイント 国交省などまとめる

国土交通省、日本自動車工業会の大型4社(いすゞ自動車/日野自動車/三菱ふそうトラック・バス/UDトラックス)、日本自動車車体工業会バス部会、日本バス協会はこのほど、「バス火災事故防止のための点検整備のポイント」をまとめた。

2003年1月から2015年12月の間に、自動車事故報告規則に基づく報告によると、198件のバス火災事故が発生し、年間平均17件となっている。同省の「バス火災事故分析結果」によると、2011年1月から15年12月の事故件数58件のうち、出火原因は「点検整備不十分」が25件と半数近くを占め、出火に至る状況は「電気配線のショート」と「燃料漏れ」が多かった。
この「点検整備のポイント」では、バス火災事故を防止し、安全な乗客の輸送が確保できるよう、「運行前点検」や「定期点検」などを行う上で、車両火災事故防止のための重要なポイントを、

  1. 原動機(エンジン)
  2. 制動装置(ブレーキ)
  3. 走行装置(トランスミッション/デフ/アクスル)
  4. 電気装置(電気機器類/配線)

の4つの装置別(火災発生部位別)に分けて整理したもの。
さらに、運転操作ミスや整備作業ミスなどの防止をするためのポイント、点検整備の時期、車両火災事故の前兆、予兆についてまとめている。
このうち、燃料装置については、点検個所として燃料フィルターや燃料ホース、燃料パイプ(燃料高圧パイプ)を挙げ、ポイント(見方/交換目安)を解説。燃料装置を点検しないと、「部品の劣化や摩耗などから、燃料が漏れ、排気管などの高温部に触れて火災を起こす」と火災発生のメカニズムを説明している。

[寄稿者情報]
株式会社交通毎日新聞社: 大正13年3月設立。交通毎日新聞の発行のほか自動車専門書・雑誌の発行、団体機関紙などの編集・発行を行う。交通毎日新聞の購読のお問い合わせはこちらから

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