三菱ふそう 新型スーパーグレートの新技術 経済性と運転支援進化 ダウンサイズターボや12段AMT

三菱ふそうトラック・バス(マーク・リストレーヤ社長)は2017年2月28日、今年第2四半期(4~6月)投入予定の大型トラック「新型スーパーグレート」(21年ぶりフルモデルチェンジ)に導入する新技術群を先行発表した。

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2種類の新開発ダウンサイジングターボエンジンを設定するとともに、新型AMT(機械式オートマチックトランスミッション)や、進化した衝突被害軽減ブレーキなどの搭載により、経済性とドライバーサポートの大幅な進化をアピールした。
新型スーパーグレートに搭載されるエンジンには、サイズの異なる2つのターボを組み合わせた7.7リットルと、アシンメトリックターボエンジンを最適化した10.7リットルを設定。それぞれ小排気量化による大幅な軽量化と高出力を両立した。エンジンの軽量化で積載量の増大を図れるとともに、燃費が従来車より5~15%高まるという。
また、12段AMT「シフトパイロット」を全車に標準搭載。従来モデルよりショックの低減、クリープ機能の追加、イージーゴー(坂道発進補助装置)へのヒルホルダー機能(ブレーキペダル解放後、数秒間制御力を保持)の追加、泥濘(ねい)地からの脱出性を高めるロッキングフリーモードの追加といった改善が図られている。
アイドガン・チャクマズ開発本部長は「ドライバーの負担を軽減するほか、運転経験に関係なく、低燃費を実現できる」と新技術の効果を説明し、ドライバー不足や高齢化問題への貢献をアピールした。
安全面では2019年に義務化される衝突被害軽減ブレーキ第2段階規制に適合した「AMB(Avtive Mitigation Brake)プラス」、歩行者に対する衝突被害も軽減する「AMB4」を採用。さらに左折時などに死角に隠れた危険をレーダーで検知し、Aピラー部のランプと音で警告する「アクティブ・サイドガード・アシスト」を国内初採用している。
そのほか、車間距離保持機能付きオートクルーズに、自動停止、自動発信機能を追加した「プロキシミティー・コントロールアシスト」や、GPSと3D地図情報を活用して適切な燃料噴射制御とギア選択を行う「パワートレイン3D予防制御」も搭載。
トーマス・デッカー大型トラックプロジェクトリーダーは「車両のコンディションを常時把握するコネクティビティーとともに、自動運転の基礎になる技術だ」と新型車の先進性を強調。4月以降の正式発表への期待を促した。

[寄稿者情報]
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