新高速乗合バスが〝出発〟新規許可49社、管理の受委託30社 一国二制度を解消 運送責任明確に

国土交通省は高速ツアーバスを7月末に新高速乗合バスに移行させるとした「高速・貸切バスの安全・安心プラン」(4月2日公表)に基づき、同30日までに企画旅行会社49社の新高速乗合バス事業を許可し、貸切バス事業者30社に高速乗合バスの管理の受委託を許可した。全国各地で7月31日の夜行便から新高速乗合バスの運行が始まった。
新高速乗合バスは乗合バス事業者が運行する高速バスと、旅行会社が企画して運行を貸切バス事業者に委託する高速ツアーバスを一本化し、企画旅行会社には乗合バスの事業許可の取得を義務付けた。
これにより、ほとんど同じ運行形態なのに適用する規制が異なるいわゆる一国二制度を解消するとともに、従来あいまいだった運送責任を明確にした。8月以降は高速ツアーバスの運行を禁止する。
輸送量を柔軟に調整できるように「管理の受委託制度」(国土交通大臣の許可)に、高速乗合バス事業者から貸切バス事業者への運行委託を追加し、この場合も高速乗合バス事業者が安全確保の責任を負うようにした。
委託できる貸切バス事業者は①運輸開始後3年以上が経過④過去1年間に重大・悪質な事故がないこと③過去の行政処分歴が一定以内などの条件が付される。
委託できる範囲は50㎞以上の運行系統とし、高速乗合バス事業者の直営車両数と同数(年間)、過去1年以内に自責の重大事故を起こしていないなどの条件を満たした事業者は2倍以内(同)で委託を認める。貸切バス事業者からの再委託は禁止する。
地方運輸局から新高速乗合バスの許可を取得した事業者と、管理の受委託の許可を得た貸切バス事業者は次の通り。
【新高速乗合バス事業の許可事業者】
 〈東北〉▽弘南バス▽桜交通▽南部バス
 〈関東〉▽イーグルバス▽ウィラーエクスプレス関東▽オー・ティー・ビー▽広栄交通バス▽さくら観光バス▽三栄交通▽ジャムジャムエクスプレス▽武井観光▽旅バス▽千葉みらい観光バス▽東京富士交通▽南部ウィラーエクスプレス▽ニュープリンス高速バス▽富士セービングバス▽平成エンタープライズ▽ベイラインエクスプレス
 〈北陸信越〉▽泉観光バス▽イルカ交通▽ウィラーエクスプレス北信越▽ウエスト観光バス▽トラビスジャパン▽中日本エクスプレス▽丸一観光
 〈中部〉▽青木バス
 〈近畿〉▽青垣観光バス▽インフォマティック▽ウィラーエクスプレス関西▽ウィラーエクスプレス東海▽エムケイ観光バス▽サンシャインエクスプレス▽神姫観光バス▽日本高速バス▽山一サービス▽ユタカ交通▽ローレル観光バス
 〈四国〉▽海部観光▽高知駅前観光▽琴平バス
 〈九州〉▽サンマリンツアー▽SOUDA▽つくしの観光バス▽天領バス▽ハッコートラベル▽南九州観光バス▽山口運送▽ロイヤルバス
 【管理の受委託許可事業者】
 〈東北〉▽ヨネザワバス観光
 〈関東〉▽オートウィル▽新日本観光自動車▽杉崎観光バス▽丹沢交通▽中央観光▽帝産観光バス▽東京ヤサカ観光バス▽ニュープリンス観光バス
 〈北陸信越〉▽アリーナ▽飯綱観光バス▽昌栄高速運輸▽となみ観光交通▽丸一観光▽ゆきつばき観光
 〈中部〉▽大野観光自動車▽高志観光バス▽菰野東部交通▽鯱バス▽中日臨海バス▽東海特殊観光サービス
 〈近畿〉▽有田鉄道▽さやま交通▽武元重機▽奈良交通▽日本観光▽氷上観光
 〈中国〉▽ロウズ観光
 〈四国〉▽四国中央観光▽西讃観光

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