バスフェスタ盛況 親子連れやファン1万2000人が来場

日本バス協会(堀内光一郎会長)は11日、「バスの日」の中央行事として、東京・千代田区の日比谷公園で「バスフェスタ2011 in TOKYO」を開催し、約1万2000人が来場した。会場では「バスのデザインコンテスト」表彰式と国土交通大臣賞受賞作品のラッピングバスのお披露目、バス車両の展示・記念撮影会、連節バスの周遊乗車などが終日繰り広げられ、親子連れやバスファンらでにぎわった。

      
オープニングセレモニーで、堀内会長は「地方はマイカーが行き渡り、都市部では渋滞が激しく、燃料高騰、行き過ぎた規制緩和の影響を受け、バスをめぐる環境は厳しい」と現況を説明した。その一方、「高齢者はバスに頼るしかなく、CO2削減や環境対策が求められている。バスの必要性は一層高まる」と力説。「東日本大震災では地域の足として活動、翌日から首都圏と東北を結ぶ高速バスの運行と原発事故の避難者の輸送にあたった」と紹介し、「人と環境にやさしく、安全・安心、快適なバスを盛り上げてほしい」と呼びかけた。
国土交通省の中田徹自動車局長は「バスは年間47億人を運んでいるが、環境は必ずしも良好ではない」との認識を示し、当面の課題に1.乗りやすいバス車両の導入2.安全・確実な輸送ができるバス優先通行3.行政の支援を挙げ、「乗客が減り、運賃だけでは支えられない。行政と国民全体で支えるために、理解と熱い支援をお願いしたい」と訴えた。
「バスのデザインコンテスト」表彰式では、▽国土交通大臣賞の湯浅聡一郎さん(徳島県、5歳)▽日本バス協会会長賞の吉田悠人さん(大阪府、10歳)▽審査委員長賞の名倉凛子さん(東京都、9歳)に賞状と副賞が贈呈された。
所用で出席できなかった審査委員長の宮田亮平東京芸大学長からは「今年はより充実した力強い作品が応募された。3・11大震災が子供たちにも少なからず影響を与えていると実感し、芸術の力とは何かの問いに答えてくれたような気がする」とのメッセージが寄せられた。
 国土交通大臣賞の受賞作品をラッピングした本物のバスが披露され、東京・渋谷を発着するバス路線(東急バス)で1年間運行される。さらに、東日本大震災応援メッセージが付いた994点の応募作品はすべて、今秋から東北6県(岩手・宮城・福島・青森・秋田・山形)を走る路線バス車内に順次掲載する。
国土交通大臣賞などを受賞したラッピングバスと、コンテスト入場者ステージでは、クイズ大会、バスガイド制服フッションショー、東北のバスガイドによる震災や原発事故の風評被害に負けないで頑張っている東北の観光アピールなどが行われた。
会場にはラッピング高速バスやクラシックバスが展示され、親子連れが記念撮影に納まっていた。
バスフェスタには「シーガル幕張」の名称で千葉市幕張周辺を運行している京成バスのノンステップ連節バスが登場。都内では見られない連節バスで皇居を一周し、お堀やオフィス街、靖国神社、国会議事堂などの景色を楽しむ「周遊バス」には順番待ちの長い列ができた。
  
多くの来場者でにぎわったバスフェスタ

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