ウィラーグループ 台湾・國光バスと新商品 国内は13日来月から台湾で販売

バス会社

ウィラーグループ(村瀬茂高代表)は、台湾の最大手高速バス会社、國光汽車客運と2016年9月13日、「共同開発商品に関する基本合意書」に署名し、ウィラートラベルのサイトで台湾を旅行する日本人旅行者(トラベラー)向けに3種類の商品の販売を開始した。台湾から日本への個人旅行者向け商品は10月中旬から提供する。

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日本人向け商品は

  1. 台湾の桃園空港~台北(1千円)と同~台中(1800円)の空港バス乗車券
  2. 台北から地方の観光地へのバスツアー4コース
  3. 國光バス乗り放題のキングパス(3日間3300円、5日間5千円)。

共同商品開発を記念して、國光バスと台北の地下鉄・市営バスを利用できる國光バスとウィラーエクスプレスのオリジナルデザインのICカードを作成し、ネット販売する。
ウィラートラベルのウェブサイトで事前予約と決済(クレジットカードまたはコンビニで購入)ができ、台湾では乗車直前まで予約を受け付ける。
桃園空港または台北バスターミナルに、國光バスが日本語を話せるスタッフを常駐させたカウンターを開設し、カウンターでバス乗車券、降車カード、見どころを日本語で紹介する「旅のしおり」、ICカードを受け取る。空港バスは航空機の発着に合わせて24時間運行している。
降車カードは降りたい場所を記載してドライバーに渡し、到着したら知らせてくれる。國光バスは空港バスから日本語による車内アナウンスを導入し、順次全路線に展開する。台湾で旅行中に困ったことがあったら、「カスタマーセンター」で電話やメールでの問い合わせに応ずる。
来月中旬に台湾で発売する訪日旅行者向け商品は成田空港を起点に、東京都心への空港連絡バスと地方都市や観光地への高速バスツアーを組み込む。
日台間はLCCの就航拡大で若い女性を中心に個人旅行者が増加しており、村瀬代表は年内1千人、17年は1万人を目指すとし、「インバウンドはいま大都市が中心だが、大都市から地方都市や観光地に移動する魅力あるバス交通の仕組みをつくっていく」と狙いを語った。
國光汽車客運は1946年に公営で創業し、2011年に民営化され、同年にウィラーグループとキングパスに関して業務提携を結んだ。同社の呉定発副董事長は「17年には当社の20の旅行商品をウィラーに委託して日本で販売し、年間1万人の利用を目指す」と提携拡大に強い意欲を示した。
千葉県成田市と台湾の桃園市との友好都市と、成田国際空港会社(NAA)と桃園国際空港会社(TIAC)との姉妹空港の締結式が16日、それぞれ成田市内のホテルで行われた。
成田~桃園路線は週140便が運航され、成田空港の路線別運行便数の最多となっている。NAAとTIACは情報交換、人事交流、共同プログラムなどの取り組みを進め、観光による旅客流動の拡大やアジアと北米の結節点である成田空港のネットワーク強化を図るとともに、利用者利便の向上につなげる。

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