国土交通省は3月28日、羽田空港と成田空港のバリアフリー化の一環として、空港リムジンバスにリフト付き車両を導入すると発表した。
国交省 バリアフリー化推進
空港リムジンバスについて、リフト付き車両はほとんど導入されておらず、大型車両での導入例はなかった。このため、2015年8月にとりまとめられた国土交通省「バリアフリー・ワーキンググループ」で、2020年オリンピック・パラリンピック東京大会の円滑な運営に向けた重点的なバリアフリー化の推進を行うため、羽田と成田空港のアクセスバスで、リフト付きバスを導入した実証運行を実施することとしていた。
同省とバス事業者などの関係者で協議を進めてきた結果、羽田空港と成田空港でリフト付き空港リムジンバスの実証運行をすることになったもの。
3月31日から京浜急行バスが、羽田空港国際線ターミナル~横浜駅(横浜シティエアターミナル)間を1日4往復運行している。さらに、15日からは東京空港交通が羽田空港国際線ターミナル~東京シティエアターミナル間の運行を開始した。1日4往復。
また、今月下旬には、京成バスが成田空港第2ターミナル~イオン幕張新都心バスターミナル間を運行する。運行本数、運行時間は検討中。
同省では、今後もバス事業者等の関係者と密接に連携し、バス車両のバリアフリー化を推進していくことにしている。
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