お目当ての車両に一目散
関西の主なバス、鉄道の共通乗車券を発行するスルッとKANSAIは23日、京都市の国立京都国際会館イベントホールで第12回「スルッとKANSAIバスまつり」を開催。午前中まで前夜の雨が残ったが、開場の午前10時には徹夜組を含めて親子連れやファンが長蛇の列を作った。
今年の来場者数は約2万5千人。午前10時、開場の時刻と同時に展示バスが一斉にクラクションを鳴らし、来場者を一気に迎え入れた。会場の外にできた長蛇の列が会場内に入りきるまで約20分を要した。来場者はそれぞれお目当てのバス車両やバスグッズをめがけて一目散だった。
関西の24社局から展示されたバスは24台。バスファンや子供たちの目を輝かせた。大阪空港交通のハイブリッドバス、江若交通と下電バスの自転車ラックバス、神戸市交通局のボンネットバスなど、日頃お目にかかる機会の少ないバスには、カメラを構えたり、実際に乗車したりで大にぎわいだった。
バスグッズを販売するブースでは、バスの部品や時刻表、行き先表示板などファンが品定めに真剣だった。停留所の地名表示板を3万5千円で手に入れたファンは表情が緩みっぱなしだった。