JR大阪駅の北側で進められている再開発「うめきた」の先行開発地区である「グランフロート大阪」が4月26日にオープンするのに合わせ阪急バスは、うめきたと周辺地域を巡回するバスを運行する。運賃は100円(子供50円)で、将来的には無料化も視野に入れているという。
グランフロート大阪の運営組織、グランフロート大阪TMOの発表によると、同地区は商業、ナレッジキャピタル、オフィス、ホテルなどからなる複合施設とオープンスペースを組み合わせ、にぎわいと活気の創造がコンセプト。アクセスとしてはJR大阪駅北側に位置するため徒歩となるが、梅田周辺などJR大阪駅南側からの多くの人の利用をスムーズにし、梅田地区全体の回遊性の向上を図るための交通サービスとして巡回バスを運行させる。
運行はグランフロート大阪の開発事業者12社が入っている阪急バスが受託する。
巡回バスの愛称は「うめだ ぐるっと めぐる」をコンセプトに「UMEGURU」(うめぐる)に決定した。JR大阪駅東口からグランフロート大阪、阪急梅田駅、茶屋町、JR大阪駅西口、JR北新地駅など梅田地区の12拠点(1周約4㎞)を約30分で結ぶ。運行時間は午前10時から10分間隔で午後9時まで。1日乗車券も200円(同100円)用意する。
バスルートには既存駐車場との連携でパーク&ライドにも取り組み、自動車流入の抑制も図る。