バスタ新宿1カ月 1153便発着58万人利用

関東地方整備局は2016年5月23日、道路事業(国道20号=甲州街道)で基盤整備を行い、新宿高速バスターミナルが管理・運営する新宿南口交通ターミナル「バスタ新宿」のオープン後1カ月(4月4日~5月3日)の利用状況を発表した。

バスタ新宿は高速バスや空港連絡バスなど1153便が発着し、1日平均の利用者は約1万9千人(平均乗車人数17人)で、1カ月で延べ約58万人が利用した。ピークだったゴールデンウイーク期間中の5月3日には1266便が発着し、利用者は約2万9千人にのぼった。方面別の利用者は

  1. 山梨・長野(204便・3977人)
  2. 富士山(122便・3605人)
  3. 関東(188便・2840人)
  4. 中部(142便・2129人)
  5. 東北(118便・1998人)

が上位だった。
東京国道事務所の高速バス利用者アンケートによると、利用目的は観光・レジャーが38.3%と最も多く、次いで帰省が35.1%と続いた。
JR新宿駅南口に直結し、82.2%が「満足」と答え、エスカレーターによるバリアフリーや乗り換えの良さと、待合所による悪天候時の乗り継ぎの評価が高かった。
バスタ新宿には外国人向けの東京観光情報センターが設置され、インバウンドの利用も多く、富士河口湖観光総合案内所の4月の外国人利用者数は約2万3千人と前年同月に比べて1.4倍に増えたという。
発車便はバスタ新宿への移行が完了したが、到着便は480便が新宿駅西口周辺に残されており、8月までに順次移行する。お盆時期には1625便の発着が見込まれている。
また、タクシー乗り場をバスタ新宿3階に移設し、西口タクシー乗り場を廃止した結果、周辺の渋滞が解消した。

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