全国59社の高速バス事業者が参加するJAPAN BUS LINES(ジャパン・バス・ラインズ、JBL)協議会は20日、訪日外国人旅行者の高速バスの利用促進を狙いに、全国92路線が乗り放題になる「JBLパス」の販売を開始した。
JBL協議会が昨年9月15日に開設した訪日外国人旅行者専用サイト「JBLサイト」で、7日間2万円、14日間2万8千円の2種類を12月7日までの期間限定で発売する。
個別便を予約するよりも安く、オンラインでパスの購入・支払い・座席予約が完結するためチケットの窓口交換が不要となり、簡単・便利に高速バスを利用できる。来日後でも購入が可能で、思いつきの旅行でも高速バスで移動してもらえる。
JBLパスの使用例として、世界遺産がある地域(富士山・奈良・京都・広島)や日本三景(松島・天橋立・宮島)を巡るモデルコースを紹介し、日本の魅力ある地域をアピールする。
2015年の訪日外国人旅行者は1973万人を記録し、このうち自分で交通手段などを手配するFIT(海外個人旅行者)が70%を占めた。販売終了後、販売実績や利用実績を検証し、来年以降の訪日外国人旅行者のニーズに合ったパスの販売を検討する。
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