大阪バス「大阪~名古屋」開設 高速バス拡充に意欲 到着地サービスも検討
東京、大阪、名古屋などでバス事業を展開する大阪バスグループの大阪バス(西村信義社長)は、4月25日から同社2路線目となる大阪~名古屋間で高速バスの運行を始める。路線名は「名古屋特急ニュースター号」で、当面は同社の単独運行とするが、将来的に同グループの名古屋バスとの共同運行を検討していく。
大阪~名古屋の高速バスは、昨年3月からの東大阪~京都線開設に続く。昨年11月末に路線を近畿運輸局に申請し、2月20日付で許可された。発着地の天王寺駅から東大阪布施駅、東大阪長田駅を経由し、高速道で名古屋駅の区間となる。それぞれ同社の専用乗り場を確保している。1日4往復。車両はハイデッカー2人掛け4列シート、トイレ付き。
天王寺駅~名古屋駅は片道大人2900円。小人1450円。学生割引、障がい者割引を適用するほか、5枚綴りの回数券も1万1400円で販売する。乗車券の予約は3月25日からで、同社乗合事業部のほか、コンビニエンスストアのi・JTBの端末、楽天トラベルなどで販売する。
さらに同社は、到着地サービスとして、目的地周辺のホテル利用割引や施設入場割引などを検討していく。
同社はこのほか、大阪~東京の路線も申請しており、今後高速バス路線の拡大を目指す考え。