東京スカイツリーが開業1周年を迎えたが、はとバス(金子正一郎社長)によると、昨年5月22日から今月5月21日までの1年間に、スカイツリー展望台入場付きツアーの利用人員が26万850人(速報値)に達し、当初予想の23万人を大幅に上回った。
はとバスは展望台入場付きツアーを17コース運行しており、内訳は▽皇居前広場やお台場などの名所観光を組み合わせた周遊型の昼ツアー11コース▽ホテルなどでの夕食とスカイツリーからの夜景を楽しむ夜ツアー5コース▽訪日観光客向けの英語での案内ツアー1コース。
毎日、バス19台(1台当たりの定員44人)を運行している。
スカイツリー開業後の半年間の平均乗車率は97・5%とほぼ満席での運行となり、その後の半年間は87・1%とやや緩和されたものの、年間を通じた平均乗車率は90・1%と9割を超え、高い水準を保っている。現在も1カ月先まで土・日曜はほぼ満席の状態で、スカイツリー人気が続いているという。
はとバスの全コース(平日約50、土・日約80コース)の平均乗車率は6割弱で、通常1〜2月は都内観光のピークである10〜11月に比べると利用人員は半分程度に落ち込むが、スカイツリーコースは70〜80%程度にとどまり、全コースの利用人員の37%を占めた。