健康起因事故防止の再徹底 国交省が通達

 

国土交通省は、日バス協、高速ツアーバス連絡協議会、全タク連、全個タク協、全ト協、全霊協に対して、「事業用自動車の運転者の健康状態の確認の再徹底について」の通達を発出した。

10月7日に愛知県瀬戸市で乗客39人を乗せた貸切バスが崖から転落し、運転者が死亡、乗客2人が重症、37人が軽症を負う重大事故が発生した。事故の直前に貸切バスの運転者がくも膜下出血を発症したことが原因と判明したため、あらためて健康起因事故の防止対策を指示した。
通達は、①点呼の際に運転者の疾病や医薬品の服用状況等の確認を徹底し、異常が認められたら運転者を交代させる②健康診断等で異常が確認された場合は医師の診断を受けさせる③国交省策定の「事業用自動車の健康管理マニュアル」等を活用し、日頃から運転者の健康状態の把握に努める―などを傘下会員に周知するよう求めた。

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