奈良県バス協会 通常総会を開催

奈良県バス協会 通常総会を開催

奈良県バス協会は6月5日、公益法人に移行後初の通常総会を奈良市内で開催した。新旧年度の事業や予決算を審議の結果、異議なく承認したほか、任期満了に伴う役員改選では中村憲兒会長(奈良交通社長)を再選したほか全理事が留任した。

中村会長は挨拶の中で、関越道での高速ツアーバス事故に触れ「バスの信頼を大きく損ねた。安心、安全の確保に努めなければならない」と述べ、運輸安全マネジメントなどの取り組みを業界をあげて重点的に取り組まなければならないと強調して会員に理解を求めた。

来賓で挨拶した近畿運輸局の澤井俊自動車交通部長も高速ツアーバス事故について「安全が一番なのに(事故は)衝撃が大きい。ルールが守られているか今後どうチェックしていくかを、運賃や参入規制と合わせて早々と結論を得ることとなる」と述べ、安全確保対策を急ぐ姿勢を示した。

役員改選では中村会長が3期目となる再選を承認したほか、理事も留任。また新規入会が2社あり、会員は25社となった。再選した会員役員(敬称略)は、会長=中村憲兒(奈良交通社長)、理事=小松義明(奈良観光バス社長)、牧村善進(帝産観光バス奈良支店長)、中村優造(エヌシーバス社長)、池田誠也(生駒交通社長)。
新規入会は、まほろば(天理市、森村洋子社長)、パルテノン観光(奈良市、中峯純子社長)。

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