日の丸自動車興業(東京都文京区、富田浩安社長)は2017年9月26日から、豊洲・有明・青海などの湾岸エリアと周辺運河を周遊する水陸両用バス「SKY Duck(スカイダック)東京2017」の営業運行を開始した。それに先立ち、お台場SKYツーリストインフォメーションで25日、江東区関係者や報道陣を招いて運行セレモニーと試乗会を行った。
富田社長は「4年前(13年3月)に東京で初めて水陸両用バスの運行を開始し、昨年からは横浜でも走っている。2020年東京オリンピック・パラリンピックを控えて、臨海ルートが実現できた。運行を通じて地域の発展と賑わいに寄与したい」と意欲をのぞかせた。
山﨑孝明江東区長は富田社長との出会いと旧中川での入水実現に至った経過を振り返ったあと、「東京都港湾局の理解を得て、東電堀にスロープをつくってもらった。地域の観光振興、賑わい、活性化に効果が生まれる」と歓迎し、「いまの水陸両用バスは輸入品だが、隅田川造船が4年かけて国産品を完成させてくれた。地元として大変うれしい」と喜びを語った。新型国産水陸両用バスは10月中旬にも投入される。
「SKY Duck東京2017」は1日4便運行し、所要時間は70分(陸上40分、水上20分)。料金は大人3500円、子ども1700円。
[name name=koumai]