イーエスピー許可取り消し 貸切旅客運送事業

国土交通省は19日付で、2016年1月15日に長野県軽井沢町で乗客13人と乗員2人が死亡した重大事故を起こしたイーエスピー(東京都羽村市、髙橋美作社長)に対し、一般貸切旅客自動車運送事業許可の取り消し処分を行った。

同省では特別監査を実施した結果、基準額を下回る運賃で受注していたことや、区域外営業、点呼の未実施、運転者に対する適性診断を受けさせていなかったことなど、33項目の法令違反が確認された。
このため、処分日車数は1068日車数で、違反点数の累計が109点となり、許可取消違基準の81点以上となったことから許可を取消したもの。
同社は19日に横浜市の関東運輸局で予定されていた聴聞に出席せず、濱勝俊局長が髙橋社長に取り消し通知書を手渡した。
事業許可の取り消し後、2年間は一般貸切旅客自動車運送事業に参入はできない。

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