ICカード乗車券共通化へ(ハニカ)
阪急バス、阪神バス、阪急田園バスの3社は、共通のICカード乗車券「hanica(ハニカ)」を4月1日から導入する。このため従来の阪急・阪神バス共通カード、スルッとKANSAIカードの利用を9月30日で終了とする。
ハニカはプリペイドサービスのICカードで、チャージ金額に10%のプレミアムを付与する。新規発行時には500円の預かり金を求めるが、利用者が大人身障者や小児身障者の場合、「お客様登録」で割引運賃を適用する。利用は阪急バス、阪神バス、阪急田園バスの全路線。価格は2千円だが、阪急バスの案内所などでは3千円、5千円、1万円も取り扱う。
ハニカの導入は、阪急・阪神の統合施策の一環とし、利便性をさらに向上させるため従来の磁気カードからICカードに移行する。
ハニカの発行に伴い、阪急バス、阪急田園バスは1月31日でスルッとKANSAIカードの発売を終了し、磁気カードの3社バス共通カードも5月31日に発売を終了する。9月30日には両カードの使用も終了とする。
ただ、阪神バスは、今後も引き続き阪急・阪神バス共通カードとスルッとKANSAIカードを使用できる。