関空リムジンバス3社LCC就航に対応 早朝・深夜便を共同運行

関空リムジンバス3社早朝・深夜便を3月1日から運行

関西国際空港へのリムジンバスを運行する関西空港交通、大阪空港交通、阪神バスの3社は、格安航空会社(LCC)ピーチ・アビエーションの就航に合わせて3月1日から、大阪梅田と関空を結ぶ早朝・深夜便を設定して共同運行を始める。梅田から関空に午前5時台に到着するほか、関空から梅田も24時台に到着する。

関空は24時間空港として貨物便などが稼働している半面、旅客機は早朝、深夜の公共交通機関がなく24時間利用の促進に向けての課題だった。3社のリムジンバスも、これまでは午前6時20分関空到着が最も早く、関空出発も午後10時45分が最も遅かった。

今回これを30分程度早めたり、遅らせた。ピーチ社はすでに3月から10月までの国内線ダイヤを決定しており、この中で長崎便は関空を午前6時40分に出発するのを受けて、リムジンバス3社が対応した。

関空へはJR、南海の鉄道もあるが、午前6時17分に着くのが最も早い。この時間に到着するには梅田から関空へ地下鉄、南海を乗り継ぐ。JR大阪駅からは午前5時11分に乗車し、天王寺駅で乗り換えて午前6時27分関空着が最も早い。3社は鉄道に対するリムジンバスの利便性を高めて、利用者を獲得できるとの思惑だ。

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