心のバリアフリー 滋賀バス協研修会開く

滋賀県バス協会は3月7,8日の両日、滋賀県社会福祉協議会福祉用具センターで交通バリアフリー研修会を開催

両日で会員各社から約60人が出席した。
研修は、近畿運輸局の消費者行政・情報課の下地剛課長が「バリアフリー化の現状等について」をテーマに、バリアフリー法での施設整備目標や進捗状況などを説明した。この中でバスは、これまで1日平均利用者数が5千人以上のバスターミナルの原則バリアフリーを目標としていたのを、昨年3月の改正で3千人以上のターミナルを原則すべてバリアフリー化する目標を示した。

近畿管内では昨年3月末時点で、バス総車両数8780台のうちノンステップバスを含む低床バスやリフト付きバスの導入は5429台に達している。
研修はさらに、出席者による車椅子介助体験や高齢者疑似体験で、初日は帝産湖南交通、2日目は近江バスが低床バスを提供し、実際に車椅子での乗車、降車を体験。体の不自由な人らの移動の苦労を理解し、介助するときの心構えを学んだ。
下地課長は、「支え合いの心が大事」と述べて「心のバリアフリー」を呼び掛け、研修が今後の業務に生かされることを期待した。

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