乗降自由・2階建て・屋根なし スカイツリーなど3コース
日の丸自動車興業(富田浩安社長)は、日本初となる乗り降り自由な2階建てオープンデッキバス「スカイホップバス」を都内で運行開始した。丸の内三菱ビルをターミナルに東京スカイツリー方面など3コースを展開。1日券と2日券を設定し、国内で初めての認可となる24時間券を導入した。今後は「渋谷・原宿を加えた企画も展開したい」(富田哲史常務)としている。
運行するのは
- 浅草・東京スカイツリーコース
- 六本木・東京タワーコース
- お台場コース
乗り降り・コース間の乗り継ぎは自由。運行時間は午前10時~午後8時まで。運行間隔は1時間に1本(浅草・東京スカイツリーコース は土・日・祝日30分に1本)。車両は2階建てオープンデッキバス(ドイツ・ネオプラン社製)を基本に、雨天時などは天井が透明なスケルトンタイプバス(三菱ふそうトラック・バス製)を用いる。
バスにはガイドが添乗し日本語のほか、音声ガイダンスで英語・中国語・韓国語にも対応する。
運賃は1日券が1800円(小人900円)、2日券が2500円(1200円)で、丸の内三菱ビルや車内で販売する。最初に利用する際、日時を乗車券に記入してもらい、1日券の場合、翌日の同時刻まで利用可能な24時間券となっている。
運行直前の記者発表会で、富田社長は「より自由に、楽しく快適に東京観光を楽しんでほしい」と意気込んだ。来賓の神谷俊広関東運輸局長は、成長戦略の柱になっている観光立国の実現への寄与を期待し「バス観光の楽しさをふんだんに提供してもらえると思う」と祝辞を述べた。