バスフェスタ大盛況 代々木公園に2万人超来場

レトロバスなど人だかり デザインコンテスト表彰式も

日本バス協会(髙橋幹会長)は、「バスの日」(9月20日)の中央行事として、東京・渋谷区の代々木公園で4回目となる「バスフェスタ2012inTOKYO」を開催し、好天にも恵まれ、親子連れやバスファンら約2万1千人が訪れた。会場では「バスのデザインコンテスト」の表彰式と国土交通大臣賞受賞作品のお披露目、バス車両の展示・撮影会、2階建てオープンバスの周遊体験などが終日繰り広げられ、大勢の来場者がバスと触れ合った。

国土交通大臣賞受賞作品のラッピングバスの前でコンテスト入賞者と主催者ら

オープニングセレモニーで、髙橋会長は乗合バスが誕生した当時の時代状況を紹介したあと、「バス事業者は安全で安心して快適に乗客を運ぶことに日々努力している。不幸にも4月29日に高速ツアーバスの事故が発生し、政府、協会、バス事業者は安全の更なる強化に努めている」と強調し、「バスのファンになり、バスを利用してほしい」と訴えた。

国交省の坂明自動車局審議官が祝辞を述べ、「バスは世界を広げ、生活を豊かにしてくれる。東日本大震災ではバスも津波に流されたが、被災地の通勤や移動のニーズに応えて頑張った。日常生活はもちろん、災害時にも生活を支えてくれる。これからも人々の暮らしと生活に貢献してほしい。国交省も力を尽くしていく」とエールを送った。

テープカットのあと、「バスのデザインコンテスト」の表彰式に移り、応募作品794点の中から▽国土交通大臣賞の第二さくら保育園(岡山県)▽日本バス協会会長賞の佐伯航太郎君(東京都、小学2年生)▽審査委員長賞の松本学英君(埼玉県、5歳)に賞状と副賞が贈られた。

国土交通大臣賞の受賞作品をラッピングした本物のバスが披露され、東京・足立区周辺のバス路線(東武バス)で1年間運行される。
ステージでは、クイズ大会、バスガイド制服ファッションショー、バス運転士の「お仕事紹介」が行われた。
会場には10~12年度のバスデザインコンテスト国土交通大臣賞受賞作品のラッピングバス3台、レトロバスや乗合バス・貸切バス車両など13台の車両を展示し、親子連れが記念写真に納まっていた。バス事業者のグッズ販売コーナーも人気を集めていた。
代々木公園周辺を一周する2階建てオープンバス「スカイバス」(日の丸自動車興業)が運行され、毎回満員の盛況ぶりだった。

大勢の来場者でにぎわったバスフェスタ会場

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