世界文化遺産決定 富士山ツアー はとバスが増強

はとバス(金子正一郎社長)は富士山の世界文化遺産登録決定(6月22日)を受けて、今夏の富士山観光ツアーに3コースを新たに追加設定し、日帰り周遊ツアーを16コース、登山ツアー2コースを運行する。
富士山の世界文化遺産(自然遺産)への登録が確実になると、5〜6月に運行している日帰りツアーバスの予約も増え始め、6月21日までの乗車人員は前年比65・8%増と大幅に増加した。
夏期(6〜8月)の予約状況も引き続き好調で、日帰り周遊ツアーは72・0%増、山小屋に宿泊する富士山登山ツアーは97・2%増と急増しているという。特に、登山ツアーは前年比4割増の座席定員を用意したにもかかわらず、予約状況は97・2%とほぼ満席となっている。
今回新設するのは富士山信仰の歴史にスポットを当てた「専門ガイドがご案内!着て見て体感!富士山世界文化遺産」コースと、外国人向けに英語で案内する日帰りツアー2コース。
はとバスでは旺盛な需要に応え、できるだけ多くの人に富士山の魅力を楽しんでもらいたいとしているが、来年以降、登山者への規制が検討されていることから、「今年中に登山を」という動きがあるのではとの見方も示している。

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