高速バスの運行路線拡大を図る大阪バス(西村信義社長)は、4月の大阪〜高知線「高知特急ニュースター号」の運行開始に続き、7月から大阪〜高松線の「高松特急ニュースター号」の運行を始める。同社の高速バスは大阪〜京都、名古屋、東京、高知に続く5路線目となる。
認可はすでに3月29日付で四国運輸局から取得し、6月18日から予約発売を始め、7月18日から1日2往復の単独運行を開始する。
車両は全席予約の3列独立シートでトイレ付き、29人乗りハイデッカー。JR天王寺駅からJR大阪駅を経由してJR高松駅(高松築港)を往復する。走行距離は往路の高松行きが212㎞、復路の大阪行きが217㎞。所用時間は昼行便を4時間20分、夜行便を5時間20分と見込んでいる。運転者は「自動車運転者の労働時間等の改善のための基準」「高速乗合バスの交替運転者の配置基準」に指定された実車距離、運転時間などの条件を超えないため1人制とする。
運賃は大人片道3800円、小人1900円だが、インターネット割引や往復割引、障がい者への割引運賃なども設定。さらに高松線運行開始を記念し、キャンペーンとして運行開始日から10月17日までの出発便を大人片道3420円に割り引く。
乗降場となる停留所は、同社が独自に設置したもので、高松では他事業者の乗降場である高松駅バスターミナルと区別するため副称に「高松築港」を付けた。