三菱ふそう 大・中型バス無料点検実施率41% 早期点検呼び掛け

国土交通省のまとめによると、三菱ふそうトラック・バスの大・中型バスのうち独立懸架式構造で、製造年が2007年以前の車両1万4647台の無料点検の実施状況は8月末現在で、5948台(40.6%)となった。

対象バス車両は床下部の適切な点検・整備が実施されないと、さびが発生して腐食が進行し、部材板の厚さが減少したり穴が空いて、強度の低下による破断・破壊に至ることがある。
このため、三菱ふそうは2016年7月26日から無料点検を開始し、国交省も同日付で地方運輸局、日バス協とバス事業者などユーザー、日整連、自動車機構に対して、点検実施の周知と整備の徹底などを文書で要請した。
まだ約6割の8699台が未実施で残り、放置すると最悪の場合、ハンドル操作が不能となることから、国交省は三菱ふそうと共同で使用者に対して、早期に無料点検を受けるよう呼び掛けるダイレクトメールを発送する。

関連記事一覧

特集記事

TOP