第2回バステクin首都圏 最新鋭の車両や技術を紹介

自動車会社

ぽると出版(和田由貴夫社長)主催の「第2回バステクin首都圏」が、11月9日に千葉市美浜区の幕張メッセで開催された。「バステク」は前日開催の日本バス協会主催の「第65回中央技術委員会全国大会」と連携し、車両展示、公道試乗、機材の展示・実演などを展開した。

新型バスでの公道体験 超節水の洗車機登場 関連企業も多数出展

バステクは2010年来、これまでに大阪で7回、首都圏では15年12月の埼玉に次ぐ2回目の開催となる。日本バス協会、東京バス協会、関東地区保安対策協議会が協賛。
今回はバスメーカー4社(日野自動車、いすゞ自動車、三菱ふそうトラック・バス、現代自動車ジャパン)、機器・用品13社、システム4社のほか、首都圏のバス事業者も参加した。

実車展示では、日野・セレガ、バステク初となる中型路線バスのいすゞ・新型エルガミオ、三菱エアロクイーン/エアロエース、台日通バス保有のヒュンダイ・ユニバース、東京バスとMBMサービスが三菱・エアロエース(ルーフスポイラー付き)と中国製のオノエンスターを出展。一水製作所は、車載式高速バス用発券機・運賃機をアルピコ交通東京の日野・セレガに搭載してデモンストレーションを行った。
特に注目を集めたのが、スカニアジャパンが出品したベルギー・バンホール製のダブルデッカー「アストロメガ」。右ハンドルで日本向けに設計されたモデルで、今春から首都圏の事業者で導入を開始した。多くの来場者が車内を見学したり、カメラを向けていた。
バステクならではの目玉企画である新型バス公道運転体験(現役バスドライバーを対象)/同乗試乗は、AMTを搭載した日野・ブルーリボンハイブリッド、アリソン製ATを搭載した関東バスの日野・ブルーリボン、ヒュンダイ・ユニバースを使用した。
関連メーカーでは、国際興業、神奈中情報システム、アリソンジャパン、オージ、天龍工業など多数の企業がブースを出展。新製品の運賃箱や行先表示器、ドライブレコーダー、運行管理システムなどを、デモンストレーションを交えて紹介。説明者との名刺交換や熱心に質問する姿も多く見られた。

新しいプログラムとして、JR東日本コンサルタンツは、京成バスの夜行高速バス車両「K★スター・ライナー」(三菱・エアロクィーン)を利用し、新習志野高速営業所に設置されている超節水型バス用洗車機見学ツアーを行った。
テレコムは、後付け型の衝突防止装置「モービルアイ」の作動の様子を公道走行で実演した。
ニチボウは、スウェーデン製のエンジンルーム自動消火装置「フォグメーカー」の消火実演を行った。

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