国土交通省は、第4回「バス事業のあり方検討会」(座長=中村文彦横浜国立大学教授)を開き、昨年10月25日に再開後の検討状況について論点整理を行った。2月19日に開く第5回会合で最終取りまとめ案を審議し、3月19日の第6会合で最終報告書をまとめる。
中間整理では、
- 中小貸切バス事業者にも運輸安全マネジメントを拡大
- トラック運送事業にならった適正化事業実施機関による巡回指導
- 有がい(屋根付き)車庫の義務付け
などが固まった。
ただ、最低車両台数(大型車5台、中・小型車3台)の見直しは、事業規模と事故との因果関係を実証するデータがないため、見送られる方向となった。