人と環境にやさしいバスの導入 三重県バス協会

三重県バス協会(森口明好会長)は、津市の津都ホテルで第38回通常総会を開催した。
星野雅則専務理事の開会の辞に続いて森口会長が「日本経済は、アベノミックスの成長戦略により民間活力が爆発しているが、バス業界の状況は、乗合バスにとっては、マイカーの普及などにより利用者の減少傾向から若干増加しているが、地方にとっては厳しい状況が続き、また貸切バスにとっては、会員の増加のなか需要が回復せず価格競争が激化しているが、このような厳しい経済状況の中にあっても地域住民の生活の足として必要不可欠な公共交通機関として、また地域社会から信頼される交通機関として社会的責任を果たすため、安全輸送サービスを目指していきたい」と挨拶。
議長に森口会長を選任して議事審議に入り、平成24年度事業報告、収支決算承認等、平成25年度事業計画、収支予算承認、定款の変更について、役員の選任について審議して、今藤良雄理事(八風バス)の退任のほか全員の留任を承認した。
来賓の伊藤元二三重運輸支局長、同山本博康首席運輸企画専門官、三重県地域連絡部鈴木伸幸副部長、別府清雄三重県警察本部交通部長、同保田秀樹交通企画課課長補佐らを紹介。
伊藤支局長が「バス業界を取り巻く環境は、乗合バスについては、マイカーの普及、少子化高齢化や中心市街地の空洞化により利用者の減少が続き厳しい状態が続いており、貸切バスについては、昨年発生した高速ツアーバスの『新高速乗合バス』への移行等により信頼回復を図るとしています」と祝辞を述べた。
鈴木副部長に続いて別府交通部長が、警察行政の交通安全活動支援に感謝し「普段からの交通事故防止対策はもとより小学生を対象にした『交通安全教室』の開催など幅広い交通事故防止活動に取り組んでいただいており、今後も道路交通に関する豊富な知識と高度な運転技能を生かしていただき安全で安心な交通社会を実現していくため一層の努力をお願い致します」と祝辞を述べ、総会は終了した。

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